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2021/03/09

モノ・コトづくりを楽しむ文化を育む~社員が自主活動でARアプリ開発!

テックファームの有志メンバーが、業務の域を超えた“自主活動”としてAR(拡張現実)アプリを開発。社内限定で公開し、AR空間で感謝のメッセージを贈り合いました。最新技術とデザインを融合し、モノづくり・コトづくりを楽しむテックファーム社員の取り組みをご紹介します。

モノ・コトづくりを全力で楽しむ自主的な活動

テックファームには、エンジニアやデザイナーなど各領域のプロ意識を持ったメンバーが集まり、デジタル体験の作り手として、クライアントやエンドユーザーに最先端技術を活用した価値提供を行っています。ある日、デザイナーがエンジニアと話していたとき、「業務としてだけでなく、『こんなものがあったら素敵じゃないか?』というイマジネーションを素直に形にできて、社員の誰もが“気になる要素技術”を使い、“自分たちが良いと思える”モノづくり・コトづくりにチャレンジできる場を作ってみないか」というアイディアが生まれました。「モノづくり・コトづくりが好き」という楽しむ気持ちを社員に広げることで社内文化の醸成にも繋がると考え、活動がスタート。とはいえ、ただの自己満足に終わっては、他の人にその熱が伝播しません。だからこそ、最先端のデジタル体験として価値があることを創り出し、使った人に喜んでもらえるよう「最先端技術とデザインの融合」を大切にしました。

まずはスモールチームで実例を作ることを考え、必要なスキルと前のめりで楽しめるマインドを持ったメンバーに声をかけました。わずか3日で初期メンバー4名が集結。その後、企画を詰めながらメンバーを増やし、サービスデザイナー2名、 UIデザイナー1名、エンジニア2名、動画制作プロデューサー1名の合計6名が部署横断で参加しました。職域ごとの壁が無く、「やってみよう!」とすぐ行動に移せる機動力は、テックファームらしさの1つです。それぞれの領域で磨いたスキルを持ち寄り、企画をワイワイ考えながら触発し合う――。あえて効率的な分業にこだわらないことで生まれる創造性も大切にしています。

有志メンバーがアイディアを出し合いカタチにしていく

それぞれ業務を抱える中での活動なので、一回ごとのミーティングは全集中!コロナ下の在宅勤務中心の働き方でも連絡と意思疎通は“密”に行い、オンラインホワイトボード機能を持つ「miro」というツールを使って、Webミーティングでもみんなで書き込みブレストをしたり、進捗や各自のタスクを確認しあったりしました。企画として盛り込みたい機能は山ほどありましたが、常に「価値を届けるために必要なものは何か?逆にmustではないことは何か?」と、MVP(Minimum viable product:価値提供に必要な最小限の製品のこと)を意識。企画に1週間、デザインに1週間、開発に1週間とスピード感ある活動を実現しました。

社員の「ありがとう」が集まるARアプリを開発

出来上がったのは、「テックファームの『ありがとう』が集まるAR空間」をコンセプトにしたアプリ。クリスマスの時期に合わせて社内限定でお披露目しました。スマートフォンの画面に映っている現実世界にAR空間のクリスマスツリーなどの3D画像が重なり、感謝を伝えたい相手にメッセージを贈ると、そのメッセージが3Dの雪だるまやクリスマスプレゼントなどのオブジェとなってAR空間に飾られていきます。自分宛のメッセージのオブジェは画面上でジャンプし、それをタップしてメッセージを見ることができます。

コロナ禍にあった2020年のクリスマスを新しい形で楽しめるように、最初は「サンタへのお願い」を投稿してもらおうと考えていました。しかし、それだと1回投稿しただけで終わり、味気ない体験になってしまいます。
すると、メンバーから「サンタへの願いを社員同士の“感謝”に置き換えてみてはどうか」というアイディアが。
なかなか直接届けられない感謝をアプリで贈れば、受け取った人もアプリを見てくれるので、情緒的な体験の連鎖になります。他の人が贈ったメッセージも見られるようにすることで、自宅で働いていても社員同士の温かい気持ちを感じ取れるようにしました。
そして、ARという最新技術を使ったことに作り手が満足して終わるのではなく、使う人にとって「ARという手段から得られる良い体験」を作ることを重視。デジタル空間だからこそできる感謝の交換や、技術活用によって現実世界を新しい空間に変える楽しさを提供できました。

カタチにすることを楽しむ人たちであふれる場所に

このアプリの開発を担当した社員は、「普段の業務とは異なり、使ったことがない・使ってみたい技術を利用して、仕事で関わりが少ないメンバー同士で自分たちが作りたいモノを開発できて楽しかった」と、活動の魅力を語っていました。
社員の自主性の向上や、良好なチームワーク、リーダーシップの養成、社内文化の醸成など、様々な効果も期待できる今回の取り組み。技術習得や体験づくりをカタチにすることを楽しむ人たちであふれる会社にできるよう、今後も活動を継続していくということです。
またテックファームは、こういった活動を通して社員一人ひとりがレベルアップすることが、お客様や社会が抱える様々な課題解決のサポートにも繋がっていくと考えています。今後もテックファームの技術力を活かしながらワクワクする体験を創り出す社員たちの活動を、会社としても応援していきたいです。

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