日本での常識は間違いだらけ?!アメリカのカジノ業界の実情

2015年07月01日

[カジノマーケット]

2015年4月にカジノ解禁法案が再提出され、日本でも注目が集まる「カジノ」。煌びやかなネオンに、一晩で莫大な額の紙幣が飛び交う ―― ただただそんな想像をする方が多いのではないでしょうか。ところが、本場アメリカのカジノの歴史を辿ると、意外にもたくさんの厳しい規制にのっとった経営をするために、その派手さとは相反した地道な工夫があることが垣間見えてくるのです。

カジノの歴史  ~カジノ法解禁と運営形態~

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カジノと言えば、ラスベガスはもちろん、新興のマカオやシンガポールが代表的ですが、その発祥は1600年代のベネチアであるといわれています。
1930年代にアメリカ・ネバダ州でカジノが合法化され、アメリカ国内で徐々に広まることとなりました。1970年代に入るとニュージャージー州のアトランティックシティでもカジノが合法化され、この2都市がアメリカ最大のカジノ街へと成長しました。その後、以下の表のように州ごとに拡大していきました。

運営形態

カジノ合法化(年)

ネバダ

規制なし

1931

ニュージャージー

規制なし

1976

サウスダコタ

規制あり

1989

アイオワ

リバーボート

1989

コロラド

規制あり

1990

イリノイ

リバーボート

1990

ミシシッピ

リバーボート・ドックサイド

1990

ルイジアナ

規制なし・リバーボート

1991

ミズーリ

リバーボート

1992

インディアナ

リバーボート

1993

州ごとに認可の範囲は異なるため、その運営形態は実に様々です。

●規制なし
カジノ運営者がホテルや商店と統合した施設の中で運営。州ごとに細かい規制はあるものの、施設の運営許可があれば営業可能。

●規制あり
一定区域でしか運営ができないなど、運営に対する規制が多い。

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▲リバーボートカジノのイメージ

●リバーボート・ドックサイド
地域住民の反対等により、陸地での運営は不可と判断し、川などの水上にクルーズ船を浮かばせ、船内で遊戯をするもの。中には船は実際には動かず、川辺や波止場に固定された状態のものも。

リバーボートカジノ  ~災害による被害~

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▲ハリケーンカトリーナの被害を受けた
リバーボートカジノ

地域住民の反対などにより、カジノ運営に関する規制が多い州でも運営されてきたリバーボートカジノは当初、画期的なアイディアでしたが、ハリケーンや洪水の被害を数多く受けてきました。これらの自然災害の影響で、数多くのリバーボートカジノが外壁などを損傷し、中には水位の上昇により道路に乗り上げるほど大幅に移動したものもあり、結果として多くの損害をもたらしました。

このような状況を受け現在では、外装などはリバーボートのままでありながら、実際には陸地の上で運営しているものもあります。

地域住民の反対が出てきてしまうのは、どこの地域でも変わりなく、各州が規制や運営方法に工夫を凝らしてきたことで、昨今のアメリカのカジノが成り立っているともいえます。ルールがあって初めて、各種のゲームが楽しめるということでしょうか。

テックファームグループの取り組み

テックファームグループのPrism Solutions Inc.では、日本金銭機械の米国子会社であるJCM社と提携し、カジノ施設向けに近距離通信技術を活用した電子決済ソリューションパッケージサービスを開発しています。具体的には、カジノ施設内にあるスロットマシンなどゲーム機のほか、ホテルやレストランなどでの電子決済に利用できるソリューションとして、NFC・FeliCa、Bluetooth LEなどの近距離通信技術に対応したハードウェア、サーバシステム、モバイルアプリケーションを開発。キャリアや端末に依存せず、世界中のゲストが決済手段として利用できるサービスとして、米国内のカジノ施設での導入を目指し、年内には実証実験に取り組めるよう、本年3月より営業活動を開始しています。

さらにはギャンブル依存症対策の一つとしてカジノ施設入口に設置した専用ゲートで個人所有のクレジットカードの信用照会を実施する特許を取得。照会結果からギャンブル依存症の可能性を判断した上でゲートの開閉を制御し、施設への入場可否判断ができるというものです。クレジットカード所有には18歳以上であることが必須条件となるため、入場希望者がカジノ施設への入場可能年齢であるかも同時に確認できます。

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